エヴァンゲリオン
■遅まきながらヱヴァンゲリヲン新劇場版を見に行った。木曜日の夜に行ったが、120席ぐらいの劇場の5分の1ぐらいしか入ってなかった。
バトルシーンが良かったし、絵が細かくなっていた。
ちなみに、自分は新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君にを７４回観た(・・・・・)。
■グレースハルセル著・越智道雄先生翻訳の「核戦争を待望する人々」を見てからエヴァンゲリオンを見直してみると、ゼーレとエヴァンジェリカルファンダメンタリズム=キリスト教福音派聖書根本主義の目的観は同じであると感じた。
つまり、グレース・ハルセルがテレヴァンジェリスト=テレビ伝道師＝テレビ説教師のジェリーファウエルのイスラエル巡礼ツアーに参加して知ったエヴァンジェリカルの目的とは
エヴァンジェリカルファンダメンタリストたちはアメリカ政府に働きかけ、イスラエルを支援し利用することによって、天啓史観的な預言に従い、ハルマゲドン(第3次世界大戦=核ホロコースト)を引き起こし、それを契機として自分たちはラプチャー=携挙=天国移送され、神の元に召される。そして、キリストともに再び降臨し千年王国をつくろうとしている
ということである。
これがどのように同じかというと
ゼーレ(エヴァンジェリカルファンダメンタリスト)は国連(アメリカ政府)を陰で操り、特務機関ネルフおよびエヴァンゲリオン(イスラエルというエヴァンジェリカルとは異なる信仰体系を持つ組織及びその軍事力)を支援利用することによって、預言に従い、使徒と戦い殲滅し(ハルマゲドン)、その結果として、サードインパクト(ラプチャー)を起こし、人類補完(千年王国)を成し遂げようとしている
ということである。
ゼーレの目的を達成しようとする行動こそがエヴァンゲリオンの核となるストーリーである。
人類補完計画自体は1960年代カウンターカルチャーが望んできた、「意識拡大」と「トゥギャザーネス」と似ている。
エヴァンゲリオンは物語だから良いけど、エヴァンジェリカルファンダメンタリストは本当にいるから困る。核戦争を本気で望んでいる。
それにしても、核戦争を待望する人々は田中森一著反転より面白い。
■人類救済計画
ユリイカ １９９９年 ２月号 終末論 アメリカにおけるキリスト教右翼の文脈(越智道雄)ではエヴァンジェリカルズファンダメンタリスツの目的である人類救済計画=オイコノミアについて説明している。
オイコノミアは
最後の最後の審判を通して人類を現在から救出し、天国へと緊急避難させる壮大な計画である。シナリオは以下の通りに進行する
(一)ユダヤ王国の再建、(二)<携挙(ラプチャー)>の開始、(三)ハルマゲドンの開始、(四)キリスト再臨、(五)千年王国の開始、(六)千年経過後、天国に移住。
(三)ラプチャーとは、ハルマゲドン開始前に信徒らが天空に緊急避難させてもらえることを指す。
預言のオイコノミアでは
地球上の人類の大半がゴグとマゴグ及び南の王、ついで「日の出ずる方角から来る王たち」、最後に反キリストと悪しき指導者らの側につき、ハルマゲドンでイスラエルに攻め入ろうとして、再臨のキリストが投げ落とす溶けた硫黄の雨によって壊滅させられる。
ハル・リンジーの今は亡き大いなる地球によると、ここで言う硫黄の雨は核兵器である。
そして
携挙によってハルマゲドンを生き延びた信徒と非信徒、そしてハルマゲドンでゴグらと戦い、かろうじて生き残ったイスラエルのユダヤ教徒十数万人、彼らが最後の審判で最後の篩にかけられ、生き残ったユダヤ教徒らは改宗して、千年王国に入ることを許される。
庵野秀明がGAINAXから分離し、スタジオカラーというブランドで作品を立ち上げた話をしていた。
竹内
「GAINAXの某社長があまりにもお金が来たからビルを借りて女の秘書に管理させ完璧に守って、それをみてみんなが、あんないい人がみたいな、多額の金をみると変わるね、みたいな。そのぐらいの金が入った。」「こそっと、別ビルを買ってたっていうからね」
平野
「社長が補完されてたってやつですね。」
竹内
「リアルエヴァンゲリオンや」
ガイナックスの某社長は拝金主義に陥ってしまったのですね。竹内義和兄貴は岡田斗司夫と仲が良くて、岡田斗司夫はガイナックスの創設者だから、そこら辺から聞いたのかな。
■林原めぐみのTokyo Boogie Nightが800回か。続いてるな。
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と表示されるが、これは何、Google八分？
