ラジオ局の売上高ランキング

矢野経済研究所の2007年版 日本マーケットシェア事典のデータによると

東京のラジオ局売上高ランキングトップ5は

順位 放送局 売上高(百万円) 税引前当期利益(百万円)
1 ニッポン放送 28461 1564
2 エフエム東京 27861 424
3 TBSラジオ 15621 179
4 文化放送 10371 154
5 J-WAVE 6394 385


となっている。


ニッポン放送とTBSではほぼダブルスコアになっている。こんなに差がついているとは。

エフエム東京が2位なのが以外。TBSと文化放送もたいした差がないのも以外。




それにしても、ラジオ局のホームページを見ても、わかりやすく財務データを開示していない。テレビ局の下にラジオ局がついている場合、セグメント情報すら開示されていないのデータを参照しにくい。



エフエム東京Wikipediaによると

1990年代後期からは聴取率の低下傾向に対し、2002年4月1日に平日のワイド番組を中心に大幅な番組改編を実施。また、これまでの手法とは一転し、改編期ごとの新番組が目立つようになる。しかしその後も聴取率の改善は見られず、J-WAVEに加え、徐々に埼玉の(送信所を移転し関東全域で聴けるようになった)FM局NACK5の台頭が顕著となり、2004年4月の聴取率調査(首都圏)でFM全局中、NACK5J-WAVEと同率ではあるが初の首位を獲得する結果となり、その後もFM3局三つ巴の激しい聴取率首位争いではあるが、事実上は“J-WAVENACK5との首位争い”を追う形で、TFMが一歩後退している構図になっている。

とあるが、収益という面からは完全に勝利している。(NACK5のデータはないが)


エフエム東京の強さは広告料金の高さとタイムの広告がかなりの番組についていること、そして、番組を全国に販売していることか。
J-WAVEと似ているにもかかわらず差がつきすぎ。そういえば、J-WAVEの番組は自社の広告が多い。


TBSラジオもJunk2だけでなくJunkを全国に販売できたら、大分収益が違うだろう。関西地方で全く聞けないのが不思議。




バツラジなどのTBS R&Cの番組ではよく聴取率トップを取ったという。

聴取率が増えることによって、スポンサーが増える、あるいはスポンサーをやめないので財務的安定に貢献し、そのことによって、番組の長期継続が可能となる。


しかし、バツラジ聴取率がトップなのに、ほとんど自社の広告で不安になる。サスティング・プログラムとしていつまでも続けるのは限界がある。

次の改変で、面白くなくとも世間的に印象の良いタレントが番組をやるという事になっていたとしても何の不思議もない。



TBSラジオの一番不満な点は、深夜放送にテレビで活躍している人気タレントしか起用しておらず、伊集院光宮川賢以外にラジオ独自の人材が育っていないことだ。さらにアナウンサーもテレビとラジオを共通化させているが、トークが全くうまくないところも不満。

この点文化放送はラジオ独自の人材、吉田涙子のようなレベルの高いアナウンサーが育っていてすばらしい。法律(PDF/縦書/三段組)クリックで救える命がある。Google Analytics