Globe&Mailに掲載された東京証券取引所社長斉藤氏のインタビュー

■Globe&Mailに掲載された東京証券取引所社長・斉藤氏のインタビュー




Japan Now
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カナダ全国紙のニュースから
2008-05-06
カナダの全国紙Globe&Mailに掲載された東京証券取引所社長・斉藤氏のインタビューを紹介します。日本のニュースが大々的に北米で取り上げられるのは本当に久しぶりです。理由は簡単今回のインタビューは、その道の専門家が日本の実態を暴露したからです。

http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20080501.wibjapan01/BNStory/PersonalTech/

There's trouble in Tokyo
A massive national debt. Withered stock prices. A shrinking work force. Japan's problems have pushed it to the brink, its stock market chief says



カナダ最大の新聞Globe&Mailのビジネスのトップに一面で取り上げられた。東京証券取引所社長・斉藤氏インタビューの要約


日本は崖っぷちを歩き続けています。もし、今歩いている方向を変えなかった日本は破滅的財政に立ち向かうことになる。破産した時のニューヨークにいた頃の体験と同じ状況にいる。違う点は州政府や連邦政府に救われたが日本は救われる状況にない。さらに、もし今のままなんにも変えようとしないで行く気ならば私たちはこの国を誰かに売り払わないといけないようになるでしょう。

80年代東京の証券取引所時価総額が6兆ドルで、ニューヨークの時価総額は30%低かった。今は日本は4兆ドルでニューヨークは当時の5倍になっている。中国は1989年の150倍になっている。上海と深浅と香港を加えると日本を超えている。


2番目の問題は巨大な国家負債で、GDPの1.5倍になっている。1.5倍になっているのは先進国の中で最高だ。国債を発行してきたが償還をしなければならない。これを消すには生産力を引き上げてそして経済を成長させるしか道はない。しかし、少子高齢化問題で15歳以下の人口が減り続けている。労働人口が減っている中で経済を成長させることが可能なのか。働く人が少なくなって、老人が増えている。巨大な国家負債を返すだけの成長が可能なのか。



日本のビジネス社会は閉鎖的で国際性がない。今までの経験がないぐらいオープンにしなければならない。ドアを開かなければニューヨークの歴史を繰り返すことになるでしょう。私たちの子ども達や孫達には災難が待ってるでしょう。


日本人は生活水準としては高い所にいるから、経済の本質的問題から目をそらし続けている。
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